父と娘の中学受験

子供と二人三脚で頑張る中学受験の記録です。

合不合判定テスト第3回

偏差値

算数70 国語69 理科55 社会65 4科68

理科が撃沈。4科68と前回より2ポイントダウンも、国語と算数の2科偏差値は72と過去最高を記録。(合不合は女子だけの判定、というのが大きな要因ではあるが)

今回は4科目全てで結果を出すことの難しさを痛感した。

通っている塾では、夏期講習明けから毎週一回分の過去問を解くように指示されており、下期の予習シリーズもスタートしたことから、テキストの宿題に過去問…さらには、土日の特訓授業の宿題とやることに追われ、合不合の対策は全くできなかった。

 

所感は以下。

算数 しっかり第一志望校正答率30%以上の問題を全て正解でき、安定して120点が取れた。合不合は3回連続で120点ピッタリだ。

国語 過去問で難しい問題を取り組むからか、かなり読みやすい文章だったようで、文章題はほぼ満点。漢字や語句の間違いが減らないのが気になるが、なかなか対策に手が回らないのも事実。

理科 今回範囲となっていた単元では、大問1の生物を除き、全てに不安が残る内容だった。夏に苦手克服したはずの水溶液は、後回しにしたら時間不足で解けなかったようだし、得意なはずの地震、光と音、でもミスを連発。

社会 今回一番自信のなさそうだった社会は、まずまずの成績。得意の公民はほぼ満点だが、歴史と地理の総合問題にミスが目立った。歴史は出題分野によって出来にかなりの開きががあるのは不安が残る。

 

娘は夏休みの後半から過去問に取り組み始め、併願校6回分ほど終えたところだが、取り組ませる中で、私の合不合対策に関する考えが大きく変わった。

これまで、合不合の前は必ず合不合の過去問を解かせ、出題されるであろう単元の予習シリーズや演習問題集の解き直しに注力してきた。

合不合の結果は志望校選択材料の一つであり、6年の夏期講習前までは、志望校受験の資格を得るために、学力向上と成績アップが目下の目標だったためだ。

夏期講習が始まる前、組分けテストや合不合など、これまでの成績を総合的に判断した結果から、娘は併願校も志望校もほぼ確定した。

秋以降の合不合でどれだけしくじっても、今の所それらを変更する予定はない。このような場合、これまで同様に合不合で結果を残すことが大事なのか?と。

受験校が決まったら、これからは第一志望校に合格することが一番の目的だ。

そのためには、受験校の過去問で合格者平均点(ないしは、合格者最低点)を取ることが大切であり、その対策をすることが最も重要。

対策をすることで、合不合の結果が自然と付いてくるのがベストであり、今後の合不合の結果は、苦手な単元を炙り出すための材料にしかならないのではないかと。

試験制作側の立場に立ってみると、一つの模試で、最低から最高レベルに分布する子供達の学力を、正しい実力に判定しなければならないことから、ものすごく基本的な問題から超難問まで満遍なく出題せざるを得ないはず。

それはそれぞれの受験校の過去問相当のレベルには、どの子にとってもなり得ない。一定以上の成績の子にとっては、合不合は実際の過去問に比べて簡単なものであるはずだ。

よって今後は、本番同様の環境で受験ができること、模試のピリピリした雰囲気を体感すること、基本的な問題をいかに落とさず解けるかの確認が、合不合を定期的に受験する目的なのではないか?と思い改めた。

こんなことは、中学受験経験者は周知の事実なのかもしれない。しかし、初めて中学受験に臨んでいる私達にとっては大きな気づきであり、塾から説明のない部分であった。

 

ついでに…四谷大塚のカリキュラムを用いる塾は数多くあるが、夏期講習以降は進め方が大きく異なることも最近知り得た情報である。

例えば、本家の四谷大塚。夏期講習の後半に第一志望校の過去問を10年分(ないし10回分)四谷大塚独自の解答用紙(本物の解答用紙ではない、という意。)に解かせるらしい。四谷大塚が発行している中学受験情報誌でも、第一志望校の過去問から早めに解き始めることを推奨していた。

反対に、娘の知り合いが在籍している早稲田アカデミーでは、夏期講習中から現在まで、過去問の話は御法度と思われるほど話題となっていないらしい。9月や10月の合不合の結果で、解かせる過去問を決定する方針なのか、夏休みに「過去問のことはしばらく忘れろ」と講師が言ってくる状況のようなのだ。

かたや、娘の在籍している塾では、前述の通り、夏期講習明けから毎週併願校の過去問を一回分解くよう指導される。(特に安全校から順番に解くようにと言われている)

同じ四谷大塚テキストを扱う塾でも、こんなに過去問についての考え方が違うのだ。

四谷大塚の考えは、一見もったいないように思えるが、志望校を変えるつもりのない生徒にとっては、早い段階で自分のレベルと実際との距離、足りない部分を知っておくことができるというメリットがある。

早稲田アカデミーは、どちらかと言えば受験校の選択に保守的で、夏期講習明けの合不合で慎重に学力を判断してからでも過去問への取り組みは遅くない、という考え方なのかと思える。

自塾はそれらの中間で、過去問には慣れておくべきだが、第一志望校の過去問を早い段階で解いてしまうのはもったいないから、過去問を解くことに慣れてくる秋〜冬まで取っておこう。という考えのようだ。

※知り合い経由での情報のため、一部の校舎やクラスでは違う方針ということもあり得ます。

 

いずれにせよ、大規模塾で各個人に見合った過去問指導を懇切丁寧にやってもらうのは難しそうで、どの学校のものを購入し、何年もしくは何回目をいつ解かせるのか等、過去問の取り組み方は各家庭の判断に委ねられているところが大きいと感じる。

久しぶりの長文(乱文)となったが、以上が私なりの考察である。

 

それにしても、本番まで残り後141日。有効に使わねば。